初心者向け記事

マネして学ぼう!観光地の定番スポットで定番構図を撮る!

まだまだ写真の勉強中の僕ですが、カメラを持ち歩くようになって10年近く経ちました。

そのカメラ人生の中でも、自分の中で成長を実感した方法というのが、『定番スポットで定番構図を撮る』ことです。

要するにパクることです(笑)

何故『定番スポットで定番構図を撮る』ことが良かったのか、というポイントも含めて書いていきます。

カメラ初心者の方の参考になれば幸いです。

『定番スポットの定番構図』って何?

そもそも『定番スポットの定番構図』ってなんやねん。って声が聞こえてきそうなので、先に説明します。

この記事では、

定番スポット=いわゆる観光地。特にカメラ好きの方がこぞって集まるような絶景やインパクトのある被写体等があるところ。

を指してます。

例えば、清水寺は超有名な観光地ですよね。秋には紅葉、冬は雪景色と、被写体のインパクトとしても申し分ないです。

こういう所を定番スポットと呼びます。

次に、定番構図ですが、

定番構図=その観光地の写真でよく使われている構図のこと。

を指してます。

ちょっと分かり辛いかもしれないので写真を載せます。

例えばここは、山梨県の『ほんちょう2丁目商店街』という所です。

一見ただの商店街ですが、写真好きの方には超有名な定番スポットであり、この写真は溢れる程良く見る定番構図になっています。

試しにインスタで『#ほんちょう2丁目商店街』と検索すると、マジでこの構図で溢れかえってます(笑)

もう1枚いくと、ここは大阪の『シーサイドコスモ』という所の写真です。

ほんちょう2丁目商店街程有名ではないですが、このシーサイドコスモのこの構図の写真もよく見かけます。

このような写真はたくさんある定番スポット、定番構図のほんの一部で、色んな方の写真を見ていると、同じような写真を何度も目にすることになります。

では、こういった写真は何故定番になるのか?

起源はそれぞれかと思いますが、おそらく誰かが撮った写真がSNSや本で有名になり、皆がそれを真似して撮っているからだと思います。

“定番”になるには必ず理由がある

『人のパクリなんてけしからん!』

『オリジナリティの欠片もない!』

という声が聞こえてきそうですが、この記事ではそういう事が言いたいのではなく、『何故定番構図になっていくのか?』という所を深掘りさせて下さい。

これに関しては推測ではありますが、『皆がその構図を綺麗だと感じたから』だと思います。

綺麗だと思ったので、マネしたくなる当然ですよね。

更に言うと、皆が綺麗と思ったという事は、その写真、その構図に『写真上達のカギがあるる』ということでしょう。

僕自身、最初はひたすら定番構図を真似しまくってました。同じところで同じ構図で撮る。インスタの写真を見ながらどういう角度で撮れば同じように撮れるのか?それを考えて手を動かすことで、ポイントや写真に対する知識が深まったと実感しています。

ちょっと実践

実際に例えで見てみましょう。

例えば先ほどの『ほんちょう2丁目商店街』の写真。

僕はこの写真がめちゃめちゃ好きで、富士山のインパクトといい、商店街との対比といい絵画のように完成された構図だと思ってます。(自分が考えた写真なので自画自賛にもなってないです。)

 

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インスタの投稿で恐縮ですが、2枚目の写真に詳しく書いてます。(右へスライドすると見れます!)

圧縮効果を使ってインパクトを出したり、電線で目線誘導を入れたりと様々な工夫があることが分かります。

僕はインスタの写真を見ながらこの写真を同じように撮ろうとしましたが、

『圧縮効果を出したいけど上手くいかないな、、望遠レンズで撮らないといけないのか。』

『左右の柱を綺麗に画角に入れるのって、意外と難しい。。』

『目線の高さで撮った方が良いのか?それともしゃがんで煽るように撮った方が良いのか?』

等々、ひとえにマネをするだけでも意外と難しい。そしてたくさんの気付きがありました。

 

もう1枚いきましょうか。

こちらも先ほどの『シーサイドコスモ』です。

 

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こちらもインスタで恐縮ですが、やはり目線誘導が多く使われている構図になっています。

主題である夕日や釣り人に目線を誘導する為、木目の筋や手すりを使って、1点に収束しているのが分かります。

この写真を撮る時にも、

『木目のラインを入れる為には、しゃがんで撮った方が良い?』

『木目は少しボカしるからF値は低い方が良い?』

『空が広く入る構図だから夕焼けの時間帯が良い?』

等を考えて撮りました。

マネするだけでも難しい、というのは伝わりましたでしょうか?

初心者の方にはこの『定番構図をマネする』ということを是非実践して頂くと、写真のステップアップに繋がるかと思います!

ゆくゆくはオリジナリティあふれる自分だけの1枚を撮る為の土台として実践して下さい!

定番スポットの探し方

では、定番スポット、定番構図をどうやって探すのか?という所ですが、手っ取り早いのはインスタやX(旧Twitter)等のSNSですね!

自分が上手いと思う方で、出来れば位置情報や設定も載せてくれてる方の投稿を追ってみて下さい!

まだまだ駆け出しですが、僕のインスタも是非参考にして下さい!

 

後は、僕が結構使ってるのは本です。

定番スポットを紹介している写真集は色々あり、僕も何冊か持っているのですが、ずば抜けて気に入ってるのがこちら!


 

この本は日本全国の写真スポットがたくさん載ってます。紙の質も良いし大きいので迫力もある。写真のスポットはもちろん、撮った日付や時間まで書いてくれてます。そして何と言っても写真のクオリティがめちゃ高い。

今週末どこ行こうかな~と思った時にはまずこの本を開くのが習慣になってます(笑)

良かったら参考にして下さい!

まとめ

今回は、『定番スポットで定番構図を撮る』ことで写真上達に繋げよう!という話でした。

『学ぶ』の語源は『真似ぶ』から来たそうなので、マネをする、という事は正しい勉強方法であると考えてます。

是非是非参考にして下さい!