今回は、幻想的な灯篭の写真を撮れる、ひこね万灯流しのイベント情報と、写真の撮り方をご紹介したいと思います。
灯篭流しは、各所で行われている有名なイベントですので、ひこね万灯流し以外の場所でも使える写真のコツをご紹介します。
是非、最後まで読んで下さい!
ひこね万灯流しとは?

ひこね万灯流しとは、彦根市の芹川沿いで行われる灯篭流しです。毎年お盆前に、灯籠に送り火の灯りを入れて川に流し、先祖の霊を慰め送るそうです。
芹川に流れるたくさんの灯篭が、ぼんやりと光ながら流れる様はとても幻想的な風景になります。
灯篭は1個1000円ですが、購入しなくても灯篭流しを見学することはできます。
2023年のひこね万灯流しは8/6に終わってしまいましたが、他の所でも開催されていますので、近くの灯篭流しの開催情報を調べて見て下さい!
灯篭流しの写真の撮り方
準備編
F値の小さい70mm以上のレンズを持って行く!

灯篭流しは夜の河川敷で実施されることが多いので、基本的にかなり暗いです。F値を小さくできるレンズを持って行きましょう!
また、灯篭は川を流れていくので、近くには寄れません。最低でも70mm以上あった方が安心です。
僕はほぼすべての写真をこのレンズで撮りました!

センサーサイズの大きいカメラを!
上に記載した通り、かなり暗いのでカメラ側もより明るく撮れるカメラを選定したいです。
近年めちゃめちゃ進化しているスマホでも、この暗さの夜景は厳しいと思います。(そもそもスマホは広角カメラなので、焦点距離の面でも合わないですね。。)
フルサイズやAPS-C機等、出来るだけ明るく撮れるカメラを持参して下さい!
撮影編
F値、ISOは出来るだけ低く設定する!

111mm , f2.8 , 1/160s , iso3200
暗いのでいかに露光量を稼げるかがポイントになります。まずF値はお手持ちのレンズの1番小さい値に!ここはレンズのスペックに頼りましょう(笑)
後はシャッタースピードを遅くしつつ、手ブレしないシャッタースピードと、isoをどこまで上げるかのせめぎ合いですね!
シャッタースピードを遅くしながら何枚か撮ってみて、都度ブレないか確認しながら撮るのがおすすめです!
isoを知らない方はこちらの記事を参考にして下さい。

止まっている灯篭を狙う!

200mm , f2.8 , 1/250s , iso4000
灯篭流しなので、もちろん灯篭は川を流れていきますが、中には石に引っかかって止まってしまう灯篭もありました。写真的にはこれを狙うのがおすすめです。
理由としては、
①構図を定めやすい。
②シャッタースピードを稼げる。
の2点です。
①は当然ですが、動いている被写体を撮るより、止まっている被写体を撮る方が構図を決めやすいです。
②は上記の通り、シャッタースピードを遅くして露光量を稼ぎたい、という観点からすると、シャッタースピードを遅くしてブレやすくなるのは避けたいところ。

暗いところで被写体が動く状況は写真を撮る上でだいぶ不利なので、出来るだけ止まっている灯篭を狙いましょう!
ローアングルで撮影する!

ここは好みかもしれませんが、立って撮影するのではなく、しゃがんで灯篭と目線を同じ高さにして、ローアングルで撮影した方が良いと感じました。
意識しないと、立った状態で見下ろすように灯篭を撮ってしまいますが、灯篭と同じ高さで水平に撮る方が、1個1個の灯篭の”顔”がはっきり見えます。
顔がはっきり見えることで、写真の中の美しさも際立つと思いますので、是非一度試してみて下さい。
撮影レポ!
長くなりましたが、最後に撮影レポを少し載せたいと思います。

ひこね万灯流しが開催される芹川にやってきました。直ぐ近くでお祭りをやっていたので近隣の駐車場はいっぱいで、車を停めるのに苦労しましたが、お祭りと万灯流しの二手に分かれるので、ちょうど良いくらいの人混みでした。

事務所が設立されており、1個1000円で灯篭を購入できます。

ぼんやりと光る灯篭が綺麗。

代表して最初に流す灯篭はスタッフの方が川に入って、川の真ん中から流してらっしゃいました。

それが終わると、後は個人で川沿いから灯篭を流していました。結構な数が流れていたのですごく美しい空間でした。
まとめ
今回は、ひこね万灯流しのイベント情報と、写真の撮り方のご紹介でした。灯篭流しは各地で開催されていますので、是非、挑戦してみて下さい!