カメラを勉強して少しすると、三分割構図や日の丸構図、三角構図等、たくさんの種類の構図を目にすると思います。
僕はカメラを始めたての頃、構図を意識した撮影が大の苦手で、どこをどう切り取っていいのか分かりませんでした。
そんな僕でも唯一見つけられたのが額縁構図です。
この構図はめちゃめちゃシンプルで初心者の僕でも分かりやすく、自分の中でも『これはいいんじゃないか、、?』と思える写真を撮れるようになりました。
ですので今回は、カメラを始めたての方に、まず最初に覚えて欲しい額縁構図の撮り方のコツをご紹介します!
額縁構図を覚えると、いつもと一味違った写真を撮れるので、是非参考にして下さい!
額縁構図とは?
額縁構図とは、その名の通り写真の中の被写体を額縁のように囲ってあげることで、奥行き感が出て、被写体を強調できる構図です。
構図の本なんかを買うとほぼ間違いなく紹介されている定番構図です。
僕は構図が最も分かりやすく、かつ簡単に見つけられると思うので、まずはこの構図から学ぶのがベストだと思います。
額縁構図のコツ
額縁構図は2ステップで撮影します。
Step1 : 撮りたい被写体を決める。
Step2 : それを囲う額縁を探して撮る。
これだけだと伝わらないと思うので、実際に例を出して説明します。
これは冬の五重塔の写真です。
そして、五重塔を囲うように前ボケを作りました。この囲っているのは手すりですね。
これを2ステップに置き換えると、
Step1 : 今回撮りたい被写体は五重塔でした。これを主題(メインの被写体)にして撮ると決めます。
Step2 : 次に、周りにそれを囲えるものがないかを探します。木と木の間であったり、建物の窓であったり、何でもOKです。今回の場合、手元に手すりがあり、その手すりの枠から覗き込むと五重塔が見えました。これで撮影です。
いかがでしょうか、、?
簡単だ、とは言いましたが、やはり最初は意識して探さないとなかなか見つからないかもしれません。
今日は額縁構図で撮影する!と目標決めて撮影に出掛けてみて下さい。
最初は意識しないと見えてこないかもしれませんが、慣れてくると無意識でも見つけれるようになりますよ!
作例
これだけだと分かり辛いかもしれないので、いくつか作例を載せます。
これは、展望台にあるオブジェです。
オブジェから覗き込むようにして天野橋を撮りました。
これは五重塔と同じく手すり(柵)を額縁にして滝を撮りました。
手すりはどこにでもあるので額縁に使いやすいですね。
これは展示してある電車の窓を覗き込んだ写真です。中だけを写すのではなく、あえて外枠を入れることで額縁構図にしました。
太陽を囲むように紅葉を配置して額縁構図にしました。囲めればなんでもありです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
額縁構図は簡単に主題を強調できる定番構図です。
主題を囲ってしまって『これは額縁構図だ!』と言い張ればそれはも額縁構図です。言ったもん勝ち。
構図を学ぶならまずこの構図からやってみてはいかがでしょうか?