初心者向け記事

写真の明るさを意のままに!『露出補正』を解説します!

今回は、露出補正について解説します。

露出補正とは、その名の通り、露出(=写真の明るさ)を補正する機能になります。

多くのデジタルカメラにはダイヤルがついています。これが露出補正ダイヤルです。0を基準としてプラスの値にすれば写真が明るく、マイナスの値にすれば写真が暗くなります。

もっとイメージしやすくするとこんな感じです。(被写体は我が家ののエアプランツです!!)

このようにダイヤルの値を変えると、自分の意図した明るさに調整できますよ、というものです。±0で撮影してみて、ちょっと明るかったり暗かったりしたらダイヤルで補正する、という使い方ですね。

『よし、分かった!明るさを調整するダイヤルだな!終了!』と思った方、もう少し待ってください!

確かに露出補正の目的はこの通りなのですが、原理についてもう一歩深く知って頂くとより理解が深まります。

明るさを決めるのは3つのパラメータのみ。

僕のブログ他の記事を読んで下さってる方ならご存知かと思いますが、写真の明るさを決めるパラメータは、絞り、シャッタースピード、ISOの3つのみです。ここに露出補正は入ってきません。ここで知って頂きたいのは、露出補正は明るさを自由に変えられる魔法のパラメータではないということ。露出補正を+1にすると、カメラは絞り、シャッタースピード、ISOのどれかの値を明るくなる値にする、ということになります。

この図はモードダイヤルの解説で使用した図になります。詳しくはこちらをご覧ください。

【モードダイヤル解説】Mモード?Pモード?どのモードで撮れば良いかこれで解決!さっそくですが、最近のカメラにはほぼすべてについているこれ、何かご存知ですか? これは、モードダイヤルといいます。写真を1...

例えばAモードで写真を撮るとしましょう。Aモードで撮る場合、絞りとその他のパラメータは自分で決め、シャッタースピードとISOはカメラが決めます。その時カメラがどうやってこの2つの値を決めるか、となった時に出てくるのが露出補正です。

例えば、露出補正を+2にすると、カメラは『写真を明るめに撮らないといけないんだな、じゃあ明るめの設定値にしよう!』と考えてくれるわけです。マイナスならその逆ですね。

このように、カメラが自動設定するパラメータを決める時の参考値として露出補正があるわけですね。

先ほどの写真の設定値はこんな感じでした。AモードでISOも固定していたので、カメラ側はシャッタースピードを調節して明るさを決めてくれていました。

『じゃあ、Mモードの時に露出補正を上げるとどうなるの?』と思った鋭い方、流石です!Mモードの時はカメラは自動設定しないので露出補正を上げても何も起きません。繰り返しになりますが、カメラが自動設定する値の参考値として使ってくれるパラメータが露出補正です。

まとめ

今回は、露出補正についての解説でした。

・露出補正の値を変えることで写真の明るさが変わる。

・露出補正の値を変えると、絞り、シャッタースピード、ISOのどれかの設定値が変わっている。

ということを抑えて頂けたら十分です!

他にも色々と解説してるので、良かったら読んで行って下さい。

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