さっそくですが、最近のカメラにはほぼすべてについているこれ、何かご存知ですか?

これは、モードダイヤルといいます。写真を1枚撮る為には設定が色々とあるのですが、その時の設定をどこまで自分で決めて、どこまでカメラの自動設定を使用しますか?というものです。
ややこしくなる前にまずは写真の設定について!
1枚の写真を撮る為には設定がたくさん必要。

1枚の写真を撮る為には、様々なパラメータを設定する必要があります。
『F値は?2.8?もしくは絞ってF8.0?』
『露光量は?プラスにふっとく?』
『シャッタースピードは?1/1000s?』
こんなの正直やってられない!スマホはフルオートなのでボタン1つで全部決めてくれるのに、なんでわざわざカメラ買ってこんなことしなくちゃならないんだ!
↑これが過去の僕の本音です(笑)
昭和以前のフィルムカメラなんかは全て自分で設定する必要がありました。(フルマニュアルなんでね。)
ですが、この令和の時代ではプロのカメラマンですらこんなことやってません!特に1秒も無駄にできないプロのカメラマンが1枚1枚写真を撮るたびに設定をいじってるなんて考えられないですよね!
あなたがもしプロの料理人だったとして、野菜も米も肉も自分で材料から作ってこそ1人前だ!とはならないですよね?自分は調理を極めることに専念して、材料はその道のプロにお任せしますよね?
それと同じです。写真を1枚撮る為には様々な設定が必要ですが、拘りたいところのみを自分で設定して後はプロ(=カメラ本体)に任せるのが普通です!
その為には、どこを拘りたいのかをカメラに教えてあげる必要がありますよね?
『F値は自分で決める、だから後の設定は任せた!』
『色温度と露光量は決めるけどあとはカメラに丸投げ!』
こういったことをカメラに伝える為にあるのがモードダイヤルです!
各モードダイヤルの説明

前置きが長くなりましたが、各モードダイヤルの説明をしたいと思います。たくさんモードがあるかと思いますが、黄色で囲んである5個のモードダイヤルについてご説明します。他のモードは、動画用だったりかなり特殊なダイヤルなので、まずは基本の5つになります。
一気にいきます!どん!

言葉だと分かり辛いと思ったので表にしました。カメラの基本パラメータである絞り、SS(シャッタースピード)、ISOの3つ。露光量や色温度等はまとめてその他という枠組みにし、計4種類です。
見ての通りなのであまり説明はしませんが、Mモードはフルマニュアル、つまりすべて自分で設定するモードですね。逆にAutoモードはその名の通り全てカメラの自動設定です。スマホ感覚で撮れる感じです。
Sモードはシャッタースピード優先モード、Aモードは絞り優先モードです。それぞれ、シャッタースピード(絞り)はこの数字で撮りたい!その他は帳尻合うようにカメラで決めてくれ!というイメージです。
『Aモードだと絞りとその他は自分で決めて、SSとISOはカメラ任せで、Sモードは・・・』と、丸暗記するというよりかは、絞りは決めたいからAモード!シャッタースピードを決めたいからSモード!という感覚を付けて頂ければ覚えやすいと思います。
カメラメーカーによりますが、ISOは個別で自動か手動かを選ぶ機種が多いかと思います。(実際SONYもISOはダイヤルモードに依存せず、個別で設定します)
ここではややこしいのでMモード以外は全てカメラで自動設定と書かせて頂きました。
厳密には異なるかもしれませんが、イメージは上記の通りなので、あまり深読みせず読み進めて下さい!
分かったけどどれで撮ればええねん!
これ、昔の僕です(笑)
全ての写真をMモードで撮るんもやってられないし、Autoやとスマホと変わらんって、いったいどうやってモードを使い分けたらいいねん!、、、って思ってました。
これについてお答えします。ズバリ、僕のモード別使用頻度はこちら!

そうです、ほぼAモードしか使ってません!(笑)
僕がちょっと偏ってるのもあるかもしれませんが、友人もほとんどAモードなので一般的にはAモードを使う、という理解で良いと思います。Aモードで使ってて、『いやSモードの方が使いやすいやんけ!』ってなったらその方はSモードの方が合ってるんだと思います。人それぞれですが、まずはAモードから入るのをおすすめします。
三脚を使った長時間露光や動物など動き回る被写体を撮る時にMモード、Sモードを使います。それ以外は全部Aモード!
詳しくは別の記事にしようかと思うのですが、簡単に、なぜAモード(絞り優先)を使うのかというと、写真に大きく影響するのが絞りだから、です。
この辺でも解説してるので参考にして下さい。

まとめ
今回は、モードダイヤルのご紹介でした!
カメラ買ったばかりの友達と写真撮りに行くとよく聞かれることだったので、記事にしてまとめてみました。
分かり辛い!という意見も真摯に受け止めますのでコメントお待ちしています(笑)
モードダイヤルを駆使して、カメラ旅を楽しんで下さい!