機材

【機材】気が付いたら『SONY α7ⅲ』を使って4年経ってた。改めてレビューする。

たまたま昔の画像フォルダを漁っていたら家電量販店に陳列されている『SONY α7ⅲ』の写真を見つけた。

もう4年以上前になるのだが、購入にそうとう悩んでいたのを思い出し、懐かしい気持ちになった。今までAPS-Cを使っていた僕からすると、本体だけで20万をこ超えるカメラを購入するのは、かなり勇気がいる一押しだったが、この一押しこそ僕の週末カメラ旅を加速させる決断だった。

(写真のレンズはSEL24-70ですが、当時はTamronレンズを使っていました)

良い機会だったので、4年使った『α7ⅲ』を振り返ってみたいと思う。結論から言うと、最高のカメラだ。今でも僕の中では現役で一軍。

SONY α7ⅲとは?

SONYが展開するフルサイズミラーレスのラインナップの1つ。SONYのカメラはα〇〇と命名されるが、α7シリーズはそのスタンダード的な立ち位置。α7ⅲというのは、α7、α7ⅱ、に続く三代目のカメラである。因みに、2022年現在ではα7ⅳが最新モデル。

派生モデルのα7R、α7Sシリーズや、最高峰のα1なんてのもある中で、α7シリーズは良く言えばスタンダード。悪く言えば一番安価なフルサイズミラーレス。ただ、そんな派生機種は上位機種に目移りすることもなく、ずっとα7ⅲで満足している。

ただ、僕が4年間使ってきてちょっと厳しいな、と思う点が3つある。逆に言えばこの3つしかないので、ここを受け入れられる方には超おすすめできるカメラとなっているので、是非検討して頂きたい。

バリアングルがない。

ここが僕の中では超絶的に痛い。α7ⅲのモニターはチルト液晶となっている。

チルト液晶は、モニターの上下の角度を動かせる。つまり、ローアングルで写真を撮る時、チルト液晶がなければ、地べたに這うように撮らないといけないのでが、モニターを上向きにすることで、上からのぞき込む形でローアングルポジションの撮影ができる。

しかし、この上を行くのがバリアングル。バリアングルは上下の角度のみならず左右にも動かすことができる上、モニターの向きを反転することもできる。これによって自撮りが撮れるのもメリットだが、何より縦構図でローアングル撮影できるのが見逃せないメリットである。

僕自身、ローアングルはめちゃめちゃ好きなのでよく使うのだが、横構図が撮りやすくても縦構図がめちゃめちゃ撮り辛い。

縦構図でローアングルを撮ろうとすると、地べたに這わないとモニターが見れない。ただ、どこでもかしこでも寝転ぶわけにはいかないので、ほとんどノールックでの撮影になってしまう。ここだけは本当惜しかった。。

因みにα7ⅳはバリアングル液晶になっている。これを知った時は一瞬心揺らいだ。


 

連写性能は普通

これは先ほどの痛手に比べれば大したことはない。連写性能は良くも悪くもない。風景を撮る時に連写はほとんど使わないし、ポートレートを撮る時の連写性能も十分事足りる。

ただ、鳥や動物、レーシングカー等、不規則な動きをしたり、もの凄く早い動きをするものに対しては、上位機種の検討をおすすめする。鳥は何度か挑戦したが、やはりこの機種だと少し厳しい。が、全く撮れないわけではないので僕はそこまで気にしていない。この手の分野に興味がなければα7ⅲで十分。

まだ独身だが、将来子供ができた時に運動会の写真が撮れるかどうかが買い替えのポイントかなと思ったりしている(笑)。独身男の妄想でした。

暗所でのスナップ撮影

これも無理ではないが、極めたいなら上位機種をオススメする。夜景スナップの写真はめちゃめちゃカッコ良いが、僕にはまだまだ修行が足りない分野(笑)

夜景スナップは三脚を使った夜景撮影と違い、手持ちというより過酷な条件での撮影になる為、F値、SS、ISOのバランスが肝。少しでも暗所に強いカメラの方が失敗は少ない。

それ以外は文句なし。

褒めるつもりがダメ出しをしてしまったが、それ以外は不満はなく、むしろカメラの楽しさを教えてくれた機種だった。トロトロのボケ感や暗所でも綺麗に撮影できて自分が上手くなったと錯覚してしまった。これからもまだまだ使い続けるし、これからフルサイズデビューする人には是非、このカメラを検討して頂きたい。

むしろ中古市場が安くなっている今がお得かも。


僕が以前使っていたタムロンの大三元レンズの新型。初めの1本はこれで間違いない。


まとめ

4年経っても、まだまだこのカメラで撮り続けていきたいと思えるカメラに出会えて良かったと思う。今後もこのカメラで色んな景色を撮影していきたい。