【感想】「カメラじゃなく、写真の話をしよう」がすごく良い本だった話。

こんにちは、Yutaです。

今回は、嵐田大志さん作のカメラじゃなく、写真の話をしようという本の感想を書きます。凄くオススメの本ですので、興味のある方は是非読んでください。

写真に一目惚れして本屋さんで買った

ぶらぶらしててたまたま立ち寄った本屋さんでこの本を見つけました。「カメラじゃなく、写真の話をしよう」というストレートなタイトルが気になって手に取り、パラパラめくった時の数々の写真に目を奪われ購入に至りました。(写真集ではありませんが、たくさんの写真が掲載されています)

もともとインスタグラマーの写真のようなギラギラして派手な写真が好きだったのですが、嵐田さんの良い意味で方の力が抜けるような写真に感動しました。自分の中で『目を惹かれる綺麗な写真=良い写真』という思い込みが崩れた瞬間でした。僕は以前、派手な写真を撮るために、壮大なスケールの撮影スポットに行って、撮影スポットに着いてからようやくカメラを出すスタンスだったのですが、スポットに行く道中ももっと肩の力を抜いてパシャパシャ写真を撮るようになりました。

タイトル通り写真について語る本

カメラが大好きなので、よくカメラ関係の本を買いますが、この本はカメラやレンズに関してはほとんど触れず、写真についてのみ淡々と語られている本になります。

僕のようなカメラ沼やレンズ沼に陥った者としては、『あのカメラがあればもっと良い写真が撮れる!』『あのインスタグラマーと同じ機材を使いたい!』と強迫観念のように新しい機材を導入したくなります。もちろん、それも一種の楽しみ方であるし、嵐田さんも実際にカメラ・レンズ沼にハマった事があるそうです。

この本はそう言った方こそ、他の考え方を見つけるのに適した本なんじゃないかと感じました。良い写真とは何か?という哲学的な所から、写真はもっと自由で良いという考え方まで様々なアプローチで、僕たちの写真についての向き合い方を変えてくれる1冊のように思います。

毎日撮らなくても良い

これも僕の中でインパクトのある副題でした。写真家やフォトグラファーのコメントで『写真が上手くなる為には、毎日たくさん写真を撮る』というのをよく見かけます。練習あるのみって感じですかね。でもこの本には、それを肯定した上で、PDCAを回していかないと『写真を撮った枚数=写真のレベル』にはならないと書かれています。さらにそれに加えて、べつに写真を撮らない日があっても良いのではないか?と提唱されています。『写真を撮らないと』と強迫観念にとらわれて撮った写真より自分の心が何らかの反応を示した時に撮った1枚の方が良いと書いてあるのですが、そこにもの凄く感動しました。

趣味でやっている写真なのに、良い写真を撮らないと!!と何故か焦ってしまっている自分がいたのに気付かされました。もっと肩の力を抜いて、自分の好きな時に好きな写真を撮っていきたいと思えるようになりました。

まとめ

今回は、嵐田大志さん作、カメラじゃなく、写真の話をしようの感想でした。個人的に凄くためになる作品だったので、ご紹介させて頂きました。

カメラ機材が好きな方や、沼にハマっている方こそ、この本で色んな考え方を学べるのではないかと思います。

是非、読んでみて下さい!